『生きる』~最悪でも幸せでいようね~

旦那さんはひとりで逝ってしまった。。。♪~あの雲を越えて空へと続く 果てなき道のりを 君はひとりきり歩いてくこと あの日決めたんだね

平成27年10月3日。3年半一緒に暮らした内縁の夫は自死という選択をし、あの空の彼方へと旅立ちました。
私は一人で生きていかなくてはならなくなり、頑張ってきたけれど・・・鬱の再発、退職を余儀なくされ、それでもなんとか『生きて』いくことを選び、前向きに、時に後ろ向きに生きています。
そんな私のつぶやきに似た、日記というかなんというか・・・です。

いろいろな想い

今日は鬱がつらくて会社を休んでしまった。
「もう、死んでしまいたい」
と思った。
それと共に、旦那の姉に対する怒りをぶつけたくてたまらない。
「お前が旦那を死に追いやったんだ」



ツライ。
とにかくツライ。
このまま休職するのか、それとも行けるだけ行くのか。
鬱に負けないで頑張れる日もある。
それを思うと、休職しなくても・・・と思う。
だけど、こうして一日休んだだけで、心は落ち込む。



休んだ日の食生活はひどい。
ほとんどまともなものを食べずに、夜はチーズをつまみにお酒飲んで酔っては寝る。
実家には帰りたくない。


お父ちゃんのシャツをずるずる引きずりながら、うちの中をうろうろする私。
そんな姿を妹にだけは見せられない。
夜中に「お父ちゃん!!!」と叫ぶ私を知られたくない。
だけど、私の心の片隅では
「誰か助けて!!!」
とSOSを出している。
そのSOSは誰にも届くことはない。



ツライ
とにかくツライ。
なんとも言えないこの辛さを誰にぶつけたらわかってもらえる?
助けてもらえる?



助けて。ツライの。
たったこの一言が誰にも言えない。
それは旦那も同じだったんだろうか。

お父ちゃん(旦那)のTシャツ

2枚残したお父ちゃんのTシャツ。
Tシャツというか、下着なんですけどね。


1枚は夜寝るときにくんくんにおいをかいで安心する。
1枚は会社にまでもっていく。
時々、精神的に不安定になった時に、医務室にこもって一人でくんくんにおいをかいでいる。


肌触りとにおいがほっとする。




お父ちゃんは、寝る前に電気の紐を引っ張って消してくれる係りだった。
生ごみの前の日には出しに行ってくれる係りだった。
私がリビングで寝ちゃうと寝室に連れてってくれる係りだった。
空き缶を捨てにいってくれる係りだった。
洗濯ものをたたんでくれる係りだった。



もう、いない。
すべての係りが自分にまわってきた。




お父ちゃん、お父ちゃん、お父ちゃん・・・・・
何度呼んでも、叫んでも、戻ってこない。





お父ちゃん・・・
どうして死んだんだよ。
美奈の生活は一変したよ。
だらしなく過ごしてます。
仕事にもちゃんと行けなくなったし、ちゃんとご飯も食べなくなった。



ちゃんとしなくちゃと思えば思うほど、できない自分がいる。

ツライ

朝は元気に出勤したのに、9時には鬱々・・・
デパス飲んでなんとか仕事する。


お昼の配薬すらできないくらい落ち込み、仲良しスタッフの助けで配薬をしてもらう。
その間、私は医務室でぼーっとしていた。


13時。またデパスを飲む。
ツライ。辛くて辛くていてもたってもいられない気持ちになる。
結局15時に早退。


帰宅してとにかくお布団にもぐりこむ。
18時半頃起きて、モルのケージのお掃除とごはん。


私も簡単に夕飯を済ませて、亡き旦那のシャツのにおいをかいでしばらくすごす。
「お父ちゃん・・・」
次の言葉は口に出せない。
「帰ってきて・・・」
もう、帰ってくることはない。



旦那のいない生活になかなか慣れることができない。
どんな時も、何をするのも、もう一人ぼっち。



とにかく明日は仕事納めだから、また早退でもなんてもいいから出勤できるように、
早く寝よう・・・