『生きる』~最悪でも幸せでいようね~

旦那さんはひとりで逝ってしまった。。。♪~あの雲を越えて空へと続く 果てなき道のりを 君はひとりきり歩いてくこと あの日決めたんだね

平成27年10月3日。3年半一緒に暮らした内縁の夫は自死という選択をし、あの空の彼方へと旅立ちました。
私は一人で生きていかなくてはならなくなり、頑張ってきたけれど・・・鬱の再発、退職を余儀なくされ、それでもなんとか『生きて』いくことを選び、前向きに、時に後ろ向きに生きています。
そんな私のつぶやきに似た、日記というかなんというか・・・です。

耐えがたい苦痛。

先月の終わりごろに、私の部屋の上に引っ越しがあった。
それからというもの、朝から晩まで断続的に続く、ドンドンという音。
休職してすぐのことで、私の神経はむき出し状態であった。
しかも、管理会社が変わるという、ありえない事態まで重なり、私の心がどんどんと壊れていくようだった。


最初は、引っ越してきたばかりで荷物の片づけとかで、ドンドンしているんだうと思っていた。
しかし、一向に静まることはない。


どんな人が住んでいて、単身なのかすらもわからない。
一人で乗り込んでいくほどの勇気はない。


今月に入り、いい加減にしてくれ!
と思い、5日に新しい管理会社に連絡するも、「どんな方が入られているかとかの情報がまだない」と。
無責任ではないのか!?
それで管理会社と言えるのか。


さらに、7日の朝には7時半からドンドンが始まった。
もう限界だった。
2週間我慢していたものがついに爆発した。


9時の開店を待って電話する。
女の対応に怒りが大爆発。


13時過ぎ。
管理会社の男から電話。
「ご夫婦とお子さんの世帯です。小さいお子さんなのでご理解を」


は?
一方的にご理解をって何?
じゃ、病気療養中の私はどうでもいいのか?
おたくで契約した客だからか?


私は決めた。
これから『騒音ノート』を書く。
どの時間帯に、どの程度の騒音で、どの程度の気分の不調・不快を感じたか。
また、スマホのアプリに『寝言録音』というアプリを入れた。
それで、録音していく。


毎日毎日、こんな環境にさらされたらたまらない。
だいたい、管理会社から連絡を受けても、挨拶も謝罪にも来ない上の住人。
私の常識からは外れ過ぎていて、あきれてものがいえない。
同じころに同じフロアに入居された方は、きちんと挨拶に来られた。


まぁ、子供を産んだことのない女のねたみ、ひがみと言われたらそれまでだが、理解しようなんて到底思えない。
常識がなくても結婚はではきる。
常識がなくても、やることやれば子供はできる。
常識がなくても、子供を産めば親と呼ばれる。
信じられない。
あんな常識のない親に育てられた子供が、やがて日本を背負っていくのか・・・
もう、終わり。


こんな人に、私の療養生活、そして復職を阻まれるならこちらも出るところに出る手段。


それに、復職した後も帰宅したらドンドンという騒音に悩まされて、安らぎを壊されるならたまらない。
耐えがたい苦痛。


旦那がいたらな・・・
なんで、私には旦那がいないんだろう・・・
なんで、死んでしまったのだろう・・・
よりによって、『家族連れ』が引っ越してくるなんて。
こんなにうろさくするようなチビがいるなら、ちゃんとした、もっとでかいマンションを選べ!!


怒りが静まらない。
どこの場所にいても騒音は響く。
トイレでも、お風呂場でも。


管理会社のありえない言い分も理解できないし、
上の住人にもありえない。


殺意さえ涌いてくる・・・



キミが・・・

どうすれば忘れない君の声、温度
怖くなるんだ 日々の中で
さけんでも もがいても 戻ってこない
前に進めず 今日も終わる


君の元へと
早く逝きたい
生きる意味はないよ
もうすべて終わりなの?


君の分も生きると
決めたのに今は
振り返る 進めない
ダメなのわかってる
君の分まで生きると
そう決めたから
これからはもっと自分も大事にする



鳴らしても 繋がらない 何度もかける
留守電越しに語りかける
生きる希望 なくなって 空を見上げる
そこに見えたのは 自分の分身


向こうに逝くのか
命ムダにするのか
時間だけが今
過ぎていく ひとりきり


君の分まで生きると
決めるまですごく
苦しくて 壊れそうで
ひとりはムリだった
でも今ではその分 強くなれたんだ


生きている
繋がってる
見守っててね
君の分まで生きてみせる




両親には言えない。

まだ二度目の休職に入って一週間目だ。
なのに・・・
もう復職のことを考えている。
両親は「眠れるようになったのなら、早く大野先生(担当医)に診断書書いてもらって、早めに復帰しなさいよ。イヤになるよ、仕事に行くのが」
そう急かす。
経済的な不安もある。
自分の職場に居場所がなくなる可能性もある。
でも・・・
戻りたいのか、戻りたくないのかも今はまだわからない。
戻る自信がないのだ。
けれど、できることは・・・
とりあえず戻るとは思ってはいる。
でも・・・
きっちり診断書通り、一か月は休んで決めたい。
それが言えない。


いろいろネットで見ていて、『働く人の「心の耳相談メール』に行きついて、メール相談をすることにした。



辞めたいのかもしれないし、辞めたくないのかもしれない。
もう、自分の気持ちすらわからない。
ナースそのものも辞めたいのかもしれないし、辞めたくないのかもしれない。
心の整理はなかなかつかない。



ぶっちゃけ・・・
本当にもう高齢者の介護や看護はいい。
たぶんとは思っていたが、やはり認知症病棟に配属になった時に思った。
まぁ、でも、自分が鬱患者でもあるうちは、とうてい鬱患者の看護はできない。
潰れるのが目に見えている。



かといって、総合病院とかに勤務できる知識もスキルもない。
施設はイヤ・・・
もう選びようがない。



生活が成り立つならば、ペットに触れるような仕事に就きたい。
心から今は思う。
でも、一人ではここで生活していけない。
実家にも帰れない。
帰りたくない。
わがままだとわかっている。


救いは親友のノリコの言葉。
「美奈は粘り強いよね。すごいよ」
確かにすごいと思う。
一人になって一年以上、ニートになっても休職二度目でも、親から一銭も援助は受けていない。
障害年金さまさまだ。。。


焦ってもしかたない。
親にはわかってもらうしかない。
なんとか食いつなぐために、趣味と実益を兼ねた、ガイドボーカルのバイトが増えるよう、祈るしかない・・・
とはいえ、都内まで出て行き、夜中か始発電車で帰ってくるような勤務はなかなかキツイ。
事務所の方のはからいで、タクシー代や新幹線代もいただいているので、不満は言えない。
しかも、仕事そのものも私の休みの前日に合わせてスタジオをとってもらっている。
どうにも帰れない日にはスタジオで仮眠していたが、さすがにかわいそうだということで、安いビジネスホテルをとってくれたりもしてくれるようになった。
それは、私が何年もかけて築きあげてきたものがあるからではあるが・・・
ほかのスタジオミュージシャンよりは、はるかに良い待遇を受けている。
バイトなのに・・・
スケジュール管理のためもあるからか、マネージャーさんのような人もついて、まるで芸能人さながら。
たまに、弱気になる私の弱音メールやら、なにやらわがままも受け付けてくれている。
もう、このまま音楽業界一本にしたほうが・・・と思うことすらある。
でも、それができない自分。
単に年齢を気にしているだけではない。
芸能界の裏も知っている。
酸いも甘いも知っているからだ。
怖いんだ・・・



今のまま。
今のままの自分がいい。
有名になりたくない。
だけど、ライブがしたい・・・
もう、本当に世話の焼ける私。




ねぇ、おとうちゃん。
私はどうしたらいい?