前に進むこと。
いったん、自死遺族を卒業します。
自死遺族であることに変わりはないのだけれど、旦那の死を悲しんでばかりいると、本来の仕事に支障があります。
鬱の軽快を待たずして、病院に転職した私には、試練が多かった。
それでも、私は『医療』がやりたくて、ずっとやりたくて。
やっとここまできたから・・・
目の前に患者さんがいる。
一緒に働く仲間がいる。
私にはやるべきことがある。
それは、やりたいことなんだ。
もう、鬱にも負けていられない。
前に進む。
ただ、それだけが私を救ってくれる道。
自分で選んだ道。
旦那の自死は耐えがたい苦しみを与えた。
乗り越えられないかと思った。
でも、私は乗り越えたと思う。
鬱の薬も減らしている。
仕事でひとつひとつ、自信につながるものを身につけている。
命を相手にしている仕事だから、一瞬一瞬、真剣勝負。
だから、旦那にごめんねとは言わない。
私を見ていて。
しっかりと自分の足で歩いていく私をちゃんと見ていて。
私が生きていくことで、私の生きた意味と証を。
あなたが生きた意味と証を、私が作るから。
思い出さない日はない。
これからも・・・
でも、いったん、ここで自死遺族を卒業させてもらうね。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。