『生きる』~最悪でも幸せでいようね~

旦那さんはひとりで逝ってしまった。。。♪~あの雲を越えて空へと続く 果てなき道のりを 君はひとりきり歩いてくこと あの日決めたんだね

平成27年10月3日。3年半一緒に暮らした内縁の夫は自死という選択をし、あの空の彼方へと旅立ちました。
私は一人で生きていかなくてはならなくなり、頑張ってきたけれど・・・鬱の再発、退職を余儀なくされ、それでもなんとか『生きて』いくことを選び、前向きに、時に後ろ向きに生きています。
そんな私のつぶやきに似た、日記というかなんというか・・・です。

小さなモルの命にすがって・・・

『生きる』って決めたはいいけど、モルを飼う前は路頭に迷ったような気分だった。

仕事してても、うちに帰ってきても、なにかが違う。

週末婚だった最後の3か月だって、木曜の夜には

「明日の夕飯、なんにしてあげようかな」

ってウキウキしながらスーパーで買い物したもんだった。

金曜は荷物がたくさんあるから、駅まで迎えに行った。

お土産がある時も多くて、私は父親の帰りを待つ子供のようだった。

夕飯を一緒に食べて、近所のコンビニにお酒とかおやつを買いに行く。

お風呂にも一緒に入って、『垢すりごっこ』をした。

楽しい時間はあっという間だった。

すぐに別れの日曜日が訪れた。

駅まで送る時もあれば、マンションで「またね」の時もあった。

最寄り駅まで歩いていく旦那の後ろ姿が見えなくなるまで、ずっと手をふった。

時折、旦那も振り返り、手を振った。

私は泣いていた。




生後2か月のモルを私のうちに連れてきたのは、12月6日。

おっかなびっくりでモルに触れていた。


そんなモルも今では、お掃除のときもほおっておいても、遠くへ行ったりはしないで、いい子にしている。


朝は早くからケージの中で飛び回り、

「お母さん、お腹すいたよ。ごはん、まだ?」

とばかりに・・・(笑)


意外と夜は待てるらしい。



疲れているとお掃除が面倒だなと思うこともある。

でも、モルは待っていてくれる。

「ごめんねぇ」

と言いながら、お掃除をする。

私は手抜きができない。


愛おしくて、たまらない。

小さくて、私のことどう思っているのかさえ、わからない。

でも、声を出したり、飛んだり跳ねたりして、何かを伝えてくる。

小さな体にすべてを託して。

私はその小さなモルの命に、体に、すがるように生きている。

モルがいるから、私でいられる。

モルがいなかったら、昨日もきっと

「もう・・・このまま死んでもいいや・・・」

って思ったに違いない。


モルに出逢えたことに本当に感謝します。

これからも大切な私の娘ちゃん。