『生きる』~最悪でも幸せでいようね~

旦那さんはひとりで逝ってしまった。。。♪~あの雲を越えて空へと続く 果てなき道のりを 君はひとりきり歩いてくこと あの日決めたんだね

平成27年10月3日。3年半一緒に暮らした内縁の夫は自死という選択をし、あの空の彼方へと旅立ちました。
私は一人で生きていかなくてはならなくなり、頑張ってきたけれど・・・鬱の再発、退職を余儀なくされ、それでもなんとか『生きて』いくことを選び、前向きに、時に後ろ向きに生きています。
そんな私のつぶやきに似た、日記というかなんというか・・・です。

私のせいで・・・

横浜の彼が、私が送ったLineの内容のことから社長退任の話が進んでいることが判明。

その詳細な内容は伏せるけれど、私がお酒に酔った勢いと睡眠薬を飲んでいたせいで、彼の『誤解』から私の思考停止していた頭が送った内容で、『自殺念慮』と取られてしまい・・・

彼は私が自殺したら、自分の会社の存続も危ぶまれると、危惧して退任を願い出たと。

なんとか取り下げはできないものか、と彼に電話でも迫るものの、

「もう遅いんだよ」

と・・・


旦那が亡くなった時にも、ずいぶんと心配してくれて、よくしてくれた彼を私は傷つけ、まさに転落人生を送らせようとしている。

彼はすべての任務が済んだら、死ぬと言っている。

彼が膨大な額の生命保険に入っていることは知っている。

けど・・・


私が二人分の十字架を背負って生きていくのも、それこそ精神的なダメージはもとより、茨の道と思われる。

かと言って、私も彼と一緒に心中・・・??

それもなんかおかしい。



電話の最初のうちは、彼が私に心配かけようと演技していたと思っていた。

けれど、あんなに長く話している中で、最後まで

「冗談だよ」

という言葉が聞かれることはなかった。

つい先ほどまで、泣きつかれて眠っていたけど、また目が覚めて・・・


取り返しのつかないことをしてしまった。

でも・・・と思う。

私は旦那が自死しても警察から特段、取り調べを受けることもなく、携帯を見られることすらなかった。

仮に私が自殺の道を選んだとしても、彼には刑事責任は及ばないはずで。

なんだかもう、何がなんだかわからないので、静観するしかないなと思う。

自分の知らない業界で生きる彼と私では、わからないことが多すぎる。

コトがコトなだけに、静観なんてしていられない気分だけど、どうすることもできない。



小保方晴子さんの『あの日』の冒頭文が頭の中をかけめぐる。

眠りたいけれど、もう睡眠薬の頓服まで、ほとんど飲んでしまっていて、残された薬では眠れそうにない。

朝方はたいてい、うなされている。

自分の大きなため息であったり、あ~~!!!という叫び声だったり。



旦那の死後の日々は、私が普通の生活に戻ることを阻むように、いろいろなことが起きる。

本当に、私は呪われているんではないかと思うくらいに。

今までの人生も平坦なことはなかった。

でも、今までの坂道は私のことそのものだったから、責任はすべてが私そのものだったように思う。

今回は他人さまの人生までも左右させてしまった。

私の人生は再起不能なのだろうか。

懸命に生きようとしても、真面目にやっても、もう取り返しがつかないのだろうか。



あの日に戻れるよ、と神様に言われたら・・・

私は人生のどの日を選ぶだろう・・・・・