深夜2時
また・・・
眠れない。
一度はお酒とお薬のおかげで少しは眠れた。
なんでかな。
ベルソムラを飲むと絶対に夢と現実の間をさまよってしまって、熟睡ができない。
寝ぼけて「お父ちゃん」と言ってみたり、ふと目を覚ますとそこが実家の私の部屋だと勘違いしたりする。
熟睡できるはずのCDももう飽きた・・・(笑)
仕方ないので起きました。
ホットココアを入れました。
明後日(正確にはもう明日)、お墓の前でなんて言おう。
富士市のはずれのほうの高台にある小さな墓地。
私には一種の旅だ。
新幹線の乗り方も、ばっちり覚えてしまった。
前は乗車券の買い方も知らなくてね・・・
間違えて指定席のほうに乗ってしまったりもしたっけ。
もう、一人でも平気になったんだよ。
今回は両親も一緒に行くけどね。
カロート内にお母さんと妹も入ったと聞いて、少しはさみしくないのかな。
でも、やっぱりこの部屋に帰ってきてほしいよ。
ドクターXごっことかさ・・・
楽しかったじゃん。
「お皿洗い?それ、薬剤師免許なくてもできますよね?いたしません」
「じゃ、私もいたしません。看護師免許なくてもできますものねー」
なぁんて・・・
昔の昔の話みたいな、つい昨日の話のような・・・
もう、二度と戻らない日々。
毎週週末にはお互いの背中を垢すりしたよね。
「わぁ、お前、きったねーなー。すげー垢だぞー」
「お前もだよー。すげーよー。垢太郎だな」
なんて笑いあった日々。
もう、私の背中の垢すりをしてくれる人はいない。
思い切り笑って、思い切り怒って、思い切り泣いて・・・
まだまだ、やりたいこと、あったでしょう?
なのに、どうして・・・
でも。
笑ってないときはいつも眉間にしわを寄せてたお父ちゃんが、
最期はやさしい顔してた気がする。
この世での憎しみも恨みも全部、終わった・・・って感じだった。
そして、私の心の重たい荷物も持っていってくれたんだと思う。
だから、私は鬱にこそなったけど、おかしなことは考えずに済んだのかもしれない。
不器用で、環境の変化に弱くて、なのに本音は言えなくて突っ張ってしまうクセは似ていたね。
お父ちゃん・・・
会いに行くから待っててね。
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