会いたい
今朝、目が覚めてからずっと、無性に旦那に会いたくて。
誰もいない部屋の中で
「お父ちゃん」
呼んでみた。
あたりはシーンと静かで、孤独が押し寄せる。
もう一度、大きな声で呼んでみた。
「お父ちゃん!お父ちゃん!」
お父ちゃんのシャツのにおいをかぎながら、涙があふれた。
「お父ちゃん、どうして・・・どうして死んじゃったの?帰ってきてよ、また一緒にごはん食べたり、プロレスごっこしたり、お風呂入ってさぁ・・・」
一人の生活が当たり前になったはずだった。
けれど、時々、押し寄せるようにこんな日がくる。
会いたい。
あったかくて、大きな手。
大きな背中。
旦那のにおいをくんくんするのが大好きだった私。
会いに行くよ。
明後日、18日にね。
お父ちゃんの好きだった、厚切りバームと缶ビールもってさ。
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