会いたい。
ほぼ毎日、発声練習も含めてカラオケやらをするのだけれど。
必ず歌う歌がある。
浜崎あゆみのuntitles~for her~
あゆが姉貴と慕っていた人が自死し、姉貴に向けた歌。
私は最後まで歌いきることができたためしがない。
泣きたくて歌っているのかもしれない。
もう、ただただ、おとうちゃんに会いたい。
会いたくて会いたくてたまらない。
おとうちゃんの温度、声、匂い。
大好きだった。
今も大好きだ。
おとうちゃんのシャツを握りしめて、においをかぎながらでないと眠れない。
どんなにモルが癒してくれても、おとうちゃんはおとうちゃん。
モルはモル。
正直、生活そのものは楽になった。
夕飯のしたく、したく!!!!
ってならなくていいし、帰宅して何から始めようと私の勝手。
食べたいものも、その日ぐらし的。
でも、やはり違う。
歌の練習もおとうちゃんがいたら、好きにできなかった。
モルを飼うこともできなかった。
そもそも、病院勤務にすることもできなかったかもしれない。
それでも。
やはり、おとうちゃんの存在感はでかかった。
もしかしたら、おとうちゃんが死ななかったら、私は歌の仕事をしなくてもいられたかもしれない。
経済的なことだけでなく、精神的に。
おとうちゃん。そう呼ぶだけで胸がいっぱいになった。
おとうちゃんさえいれば、私は歌わなくてもよかった。
おとうちゃんがいなくなって、声が口からあふれ出した。
両手で抑えても止められない。
悲鳴のように嗚咽のように私は歌った。
そして、歌い続けている。
レコーディングはかなりの強行軍で組まれ、休みの日は半日、死んだように眠るように過ごす。
それでも歌いたい。
誰のどんな歌でも歌う。
たまに感情が入りすぎて、歌いなおしになる。
こんな生活もあと3年もすれば私の需要はなくなるだろう。
演歌は歌う気にはならないし、声が向いてない。
それでも、もし需要があるならば歌い続けたい。
単にカラオケで歌うのとはわけが違う。
ただ、私がほんの数時間、芸能人になれた気がする。
たとえ、表舞台に出られなくても、歌えることが本当に幸せで楽しい。
なぜか音域が広がり、仕事の幅も増えた。
だから、レコーディングが強行軍になる。
あっちのスタジオ、こっちのスタジオと移動もある。
私の休みの前の日に入れてもらうから、仕方ない。
5曲とかのレコーディングはかなりのエネルギーを費やす。
夕飯を食べる余裕もなく、始まったりするし。
いつか、おとうちゃんにあの空の向こうで再会できるまでは、私は頑張るよ。
何にも負けるもんか。
でも、お父ちゃんに会いたい。
いま直ぐに。
そして私を笑わせて。喜ばせて。
とおい夢。。。
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